彼は、取り扱い注意!

気付くと声を張り上げて泣いていた。

あんなグループに負けたくない。

ひどいよ!ひどいよ!

私は何もしてないし、ただ仲良くなりたかっただけなのに......

足は凍ったように動かなくなった。

ひざはこけた衝撃で擦りむけていた。

すると、誰かがこちらに走って向かっているのが見える。

小坂くんだ。

「ど、どうして......?」

「やっぱり。ほら、保健室行くよ。」

小坂くんに手を引っ張られて立ち上がった。

「あんた、莉咲達にいじめられてるだ
 ろ。」

「なんで知ってるの......」

ゆっくり廊下を歩きながら答えてくれた。

「実は、莉咲とは昔付き合ってたんだ。」

えっ。そうだったの?