彼は、取り扱い注意!

私を囲むように、莉咲ちゃんと仲がいい女子たちが睨んでいる。

「だ、大丈夫です。なんとかするので。」

「はぁ?あんたを助けるなんて誰も言って
 ないんだけど。」

こっちがはぁ?だよ!

「だから、やめてください!」

いらついて、おこり口調で言ってしまった。

「ほんと生意気なやつだね。莉咲。」

「だよねー。あんたなんかと仲良くする気
 ないから。」

こそこそ喋りながら、集団で去っていった。

いつあんなに味方をつけたの?!

末恐ろしいわ。

すると急に悲しい気持ちが襲った。

涙が溢れ出す。

廊下の床にぽたぽたと涙の粒が落ちた。