星みたいな恋をしよう

「いや、絆のプロファイリングは素晴らしいよ。犯罪心理学を学んでいただけで、ここまでプロファイリングができる学生はいないよ」

オスカルの優しい声と言葉に、絆の心に一気に安堵が訪れる。犯罪捜査のプロにこんな自分のプロファイリングが役に立てるなど、想像すらしたことがなかった。それが今、現在進行形で起こっていることがどこか夢のように思えてしまう。

「そう言っていただけると、ホッとします」

絆の顔に笑みが浮かぶ。それを見ていたオスカルは、顔だけでなく耳まで赤く染まっていった。

「絆」

しばらくの沈黙の後、オスカルの口が名前を呼ぶ。絆が顔を上げると、オスカルは言った。

「協力してくれてありがとう。……絆、君が知りたがっていたことを調べてみたよ」

オスカルの言葉に絆の目が見開かれる。絆がどれだけプロファイリングしても、一歩も進めなかった事件が、一歩前に踏み出している。

「何がわかったんですか!?光里姉のことですよね!?」