「そうなんですね……」
ドアがゆっくりと開いていく。そこにあったのは、絆が見たことのない豪華さを纏った部屋だった。
白で統一された家具に、壁には大きなテレビが取り付けられており、窓からは大都会の景色が広がり、棚には有名ショコラティエのチョコレートが入っており、お風呂も大きく蛇口はライオンの形をしている。
「すごい……」
初めて足を踏み入れたスイートルームに、絆はキョロキョロと辺りを見回す。オスカルはそんな絆を見て目を細めた後、紅茶をティーカップに注いだ。
「これ、よかったら飲んで」
「あ、ありがとうございます」
柔らかいソファに向かい合って座り、紅茶を飲む。ホテルの一室で異性と二人きりでいることに、今更ながら絆は不安になってしまう。思い返せば、目の前にいる男性は、初対面で絆の唇を奪ったのだ。
(何かあった時は、いつでも通報できるようにしておいた方がいいかしら……)
不安を覚えながら絆がオスカルの方を見ると、あるものに目が止まる。テーブルの上に、何か写真が置かれていた。
ドアがゆっくりと開いていく。そこにあったのは、絆が見たことのない豪華さを纏った部屋だった。
白で統一された家具に、壁には大きなテレビが取り付けられており、窓からは大都会の景色が広がり、棚には有名ショコラティエのチョコレートが入っており、お風呂も大きく蛇口はライオンの形をしている。
「すごい……」
初めて足を踏み入れたスイートルームに、絆はキョロキョロと辺りを見回す。オスカルはそんな絆を見て目を細めた後、紅茶をティーカップに注いだ。
「これ、よかったら飲んで」
「あ、ありがとうございます」
柔らかいソファに向かい合って座り、紅茶を飲む。ホテルの一室で異性と二人きりでいることに、今更ながら絆は不安になってしまう。思い返せば、目の前にいる男性は、初対面で絆の唇を奪ったのだ。
(何かあった時は、いつでも通報できるようにしておいた方がいいかしら……)
不安を覚えながら絆がオスカルの方を見ると、あるものに目が止まる。テーブルの上に、何か写真が置かれていた。