意味不明彼氏



そして、一言。


「好き」

………。


最初は何かの冗談かと思った。

でも、蓮は真剣な瞳であたしを見つめている。


「……は?」


まさかの一言にあたしは耳を疑った。


そして一瞬にして、顔から火が出るくらいに熱くなる。


そんなあたしを見て、蓮は余裕を持った表情を浮かべた。


蓮は顔を近づけて…

あたしの唇…、頬…をこえて耳元で一言囁いた。



「雪の事…本気で好きだよ」


蓮の吐息交じりの声が色気を誘い出す。


……やばい…。


本気で、死にそう……。