その出会いを運んだのは、何だったのだろうか。 阿月が不登校だったから、路上ライブをしていたから、夜だったから──? 謎の少女は戸惑う阿月を導いて、「レインボーピリオド」というグループを立ち上げた。 「私の名前?さゆでいいわ。貴方は、アッキーのままでいい?」 そう言って少女は優しく微笑みかけた──。