「え、私と…?」

びっくりした。存在を認識されているのかすら怪しいと思ってたくらいなのに。

「うん。実は、結構前から笑」

「え、なんで…?」

「うーん、なんとなく?笑
ま、とりあえず、これからよろしく」

彼はちょっと笑ってそのまま自習を始めてしまった。え、なんとなくって何…!深い意味なんて無いんだろうけど、何故だかその言葉が頭から離れない。

なんか、こんな風に男子と話したの久しぶりだ。橋本くんともっと話したい。確かにその気持ちが私の中にあって、そんな自分に驚いた。