「もうひとり産まれてたらなんて付けてたんだろうな」
「ね。もうまとめて〝季節〟の〝季〟って字使うとか?」
「はは、まとめちゃうんだ」
こんななんでもない会話なのに、悠聖はよく笑う。笑い上戸なんだろうか。
だからあたしもつられて笑ってしまう。
悠聖といる時、あたしは常に笑っている気がする。
「あのね、悠聖」
「ん?」
「だいすき」
結婚式の話をして、子供の話をして。そんなのまだまだ先の話なのに、悠聖と過ごす幸せな未来を鮮明に想像できた。
あたしが想像する未来には、変わらず穏やかに微笑む悠聖がいた。
「俺も大好きだよ」
悠聖が想像する未来に、あたしは隣にいる?


