この恋が運命じゃなくても、きみじゃなきゃダメだった。



乃愛も同じ高校を受ける決意をしてくれて、かなり遅いけど一緒に受験勉強を始めた。友哉も喜んでくれて、悠聖にも勉強を教わったりしながら、今まで以上に勉強に集中した。

お母さんに春斗と同じ高校を受けたいと話すと、快く承諾してくれた。

「うちはお金持ちじゃないけど、子供に好きなことをさせてあげられるくらいの貯えはある」とのこと。

そのためにお父さんとふたりで頑張って働いてるんだと言われた時は少し泣きそうになった。

十月には最後の学校祭がある。今度はあたしの学校祭に来てくれると言っていた悠聖は、見事に修学旅行とかぶって来られなかった。

四泊五日、行き先は東京。日本最大級のテーマパークや、横浜にも行くらしい。学校祭に来られなくて残念というより羨ましすぎる。

あたしも行ってみたいと言ったら、今度連れて行ってくれると約束してくれた。

簡単に行ける場所じゃないから、何年後になるかはわからない。

だけど何年でも待てる。

何年先も一緒にいられるなら、あたしはいつまでも待ち続けられる。