この恋が運命じゃなくても、きみじゃなきゃダメだった。



そんなのわかるに決まってる。悠聖がジンクスを信じて〝ハート〟を探すところなんて、まったくもって想像つかない。

「すごーい……」

散々堪能したはずなのに、ハートを見つけたあたしはまた見とれた。

あれだけ騒いだのに、それよりも、今一番感動してる気がする。

「ねえ、悠聖」

『ん?』

「……ずっと一緒にいてくれる?」

ロマンチックモードが頂点に達したあたしの口から、ふいにこぼれた。まさか自分の口からそんな言葉が出る日がくるとは。

意地とか照れとかマイナスな感情が全部、夜景に吸い取られてしまったんだろうか。

ずっと一緒にいたいって、すごく素直にそう思えた。

『いいよ』



――運命の人っていると思う?

悠聖は絶対にバカにしてくるだろうから口には出せないけれど、もしもいるのなら、それはきっと悠聖のはずだと思うようになっていた。

絶対にそうなのだと、心から信じていた。

悠聖を好きになってから、世界が変わった気さえした。

今までよりもずっと景色が鮮やかで、世界が明るく感じた。

だからずっと、このまま。

ずっとずっと、悠聖と一緒にいたい。