「怖かったね、恭子」

そう言って慎二さんは包帯の巻かれたあたしのゆびにキスをした。

「慎二さん、それ、きすのおまじない?」

「うん。おまじない」

「ありがとう〜」


そのあと2人でごはんを食べた。