何も話してくれない彼にもう遅かったかな、と思い始めたとき、彼が口を開いた。 「…ほんとに?」 「?ほんと」 「夢じゃ、ない?」 「うん、現実だよ?」 そう言うと私を優しく抱きしめた。 「るなちゃん。好き」 「うん」 私も彼を抱きしめ返す。 「大好き」 「私も」 嬉しい。好きな人と気持ちが通じるってこんな感じなんだ。 幸せで幸せでとろけてしまいそう。 「やばい。嬉しい」 彼も同じことを思ってくれていたみたい。