「ねぇ抱きしめていい?」
「え、と……」
「俺、るなちゃんのこと好きだよ」
「!うん…ありがと」
私、も。
「さっきは待ってるとか言ったけど、やっぱり待てない」
佐藤くんを見つめる。
「俺を好きになって…?」
佐藤くんの目が自信なさげに揺れる。
いつも自信があって、笑っている彼じゃない。けど、それほど好きになってくれているんだ。
「…ありがとう。好きになってくれて」
私は笑顔で彼に向ける。
「…うん、ごめん。重くて」
「そんなことない。嬉しい。私も…」
初めての告白で手が震える。でも佐藤くんの目を見て伝える。
「私も、佐藤くんが好き」


