ブルームーン



花火が始まるまで、少しだけ出ている屋台を回った。

そして花火が始まる少し前。
私は佐藤くんの手を引っ張って2人から離れた。


巾着からスマホを取り出して『頑張れ』と連絡を入れる。


それを見ていた佐藤くんが
「なんであの子の応援すんの」
と言う。




そんなの、私じゃ無理だから。




なんて言えない私は黙っていた。


花火が始まる音がする。


「ほら、花火始まったよ!見よ!」
と明るく言う。