ただののろけかもしれないが、一歩踏み出す勇気を真奈美ちゃんが教えてくれた。

それで由美のことを全力で支えていかなきゃって思えて…

おかげで俺は積極的になれたんだ。



翌日、清田と居酒屋で待ち合わせて男二人で飲みに行った。

清田にも話さなきゃな、由美のこと。


席に着くなり、清田が言った。


「実はお前に話があって誘ったんだ」


深刻な顔をしている清田。


…おい、どうしたんだよ…?


「なんだ?話って…そんな真面目な顔して…」


清田はちょっとためらってから話し出した。


「真奈美ちゃんに告白された…」