「由美は友達を大切にするいい子だ!」


少し上目使いでにこっとしながら俺を見た。

かわいすぎるぞ、その顔…。

そんなかわいい顔をしながら俺の目を見つめて言った。


「和明も大切だし大好きだよ!」


やばいやばい。

絶対今の俺の顔赤くなってるし。


自分でも照れているのが恥ずかしくなって、由美に言い返した。


「俺も由美大好きだよ!また明日な!」


由美も真っ赤な顔しながら車を降りた。

俺もこんなに赤くなってたかな?


車を発車させた。

バックミラーには白い息を吐きながら精一杯手を振る由美の姿が写っていた。