授業中はいつものように後ろから視線を感じた。


…由美だな。

そんなに見なくても…ちゃんと俺には由美の気持ち伝わってるぞ。



『なんか視線感じるんだけど〜!?』

『和明がかっこよすぎるのが悪い!』



先生にバレないように由美にメールをした。

一番後ろにいる由美は簡単にケータイをかまえるみたいで、すぐに返事がきた。



メールでもかわいい…。

それから由美とのメールは続き、授業時間が短く感じた。



授業が終わり、由美をデートに誘った。

が、断られた。


「彼女が待っているので失礼します!…なんちゃって〜!」