「あんたまで何すんのよ!?」


俺にしがみついていた女もキレた。

だって…美香ちゃん思いっきり俺らの間にタックルしたんだもん…

俺は何とか立っていられたが、女は倒れた。

ぷっ…

かっこわるっ。


「松田君にふさわしい人は由美ちゃんだけなの!!あんたなんか松田君の彼女になる資格なんてない!」


初めて見る美香ちゃん…

女を怒鳴り付けた。


由美がびっくりして美香ちゃんを見つめた。

俺は倒れた女を放置して、由美を抱き起こした。

美香ちゃんの言葉が俺の背中を押してくれた…


「そういうこと。俺合コンだなんて知らずに来たから。こいつが俺の彼女」