由美は震えながら女のスカートを指差した。


ぶっちゃけ、そんなのどうでもいいのに。


「クリーニング代払ってよね!」

「ごめんなさい…ちゃんと払います…」


俺は女を睨み付けた。

由美がちゃんと謝ってるじゃないか。

ぎゃーぎゃー言いやがって。


「由美ちゃん!どうしたの!?大丈夫!?怪我してない!?」


ドリンクバーに駆け込んできた子…

由美の友達の美香ちゃんだった…

美香ちゃんはすぐに俺の姿に気付いた。


「松田君…」

「み…美香ちゃん…」


美香ちゃんはすぐに俺から目線を外して、鋭い目でケバい女を見ながら言った。