「由美…?」


由美の背中は震えていた。

もしかして俺がいることに気付いてたのか…?

俺はなんてことを…


「最悪〜!スカート汚れたんだけど〜!和明ぃ〜、この女どうにかして〜!」


また金髪女が俺の体に自分の体をなすりつけてきた。


あーもー!

うざい!


それより由美は怪我してねぇか!?


「由美!大丈夫!?」


女の腕を振り払った。


俺の由美が…

由美が目の前にいるっ…

ごめんな…

こんなとこでこんな場面…


俺は屈み込んでいる由美の背中にそっと触れた。


「あ…それより…その人のスカート…」