あれっ…?

ドリンクバーで一人小さな背中が…

んっ…?


いや、まさか…

こんな偶然…あるかも。



あれは由美じゃないのか!?

俺はグラスも持たずにドリンクバーにかけていった。


俺の目の前に座っていた女が邪魔で由美かどうか確認できない。

女の後ろに立って由美らしき人を見ようとした。


「和明〜!今晩暇〜?」


女が俺の姿に気付いて、体をなすりつけてきた。

なんだこいつ…


その瞬間、グラスが割れた音がした。


ガシャン!!



「お客様!大丈夫ですか!?」


俺の見間違いなんかじゃない…グラスを落としたのは由美だった…