入れ替わっても気づいてくれる?

「やっばい、わっくわく」

「鬼テンション上がるんだけど、ねぇもえやばい……っ」



支度が終わり、ふたりで並んで鏡の前に立つ。

さすがは双子。



「似てるね。まじで」

「うん、似てる」

「どおりでみんなわたし達のこと見間違えるわけだよ、本当に」



まぁそっくり。

今違うことと言えば、ベストの色くらい。



「手始めにままを混乱させることにしますか!」

「おー……?」



さくがノリノリすぎてじゃっかんついていけないわたしだけど、わたしもテンション上がってきたし!

これはもう!やるしかないでしょ!



「もえちゃん、さくちゃん早くしないと遅刻しちゃうわよ〜」

「「今行くー!!」」



さくと顔を見合わせ、階段を降りる。



「あら、今日は双子コーデなのね」

「ど?」

「かわいい?」

「かわいいわ、とっても。ふたりが小学生のときのことを思い出すわ〜」



やっぱり小学生の時だったんだ、最後の双子コーデ。

休日もやってた記憶ないし。



「「どっちがもえで、どっちがさくでしょーか!」」

「ベージュベストがもえちゃん。ピンクのベストがさくちゃん」