案の定バレなかった。

少しの隙間から中の様子を盗み見る。

ん!?

男がいる!!

「おっ!!キミが俺に手紙くれた子?」

そう言って紙らしきものを

松山の前にヒラヒラさせている男。

タバコ片手に…。

あの男って…確か

誰だったっけ?

やべえ思い出せねぇ…。

そんなことを思っていると

「はい。」

と松山が言って男に近づいている。