私は秘密を持っていても
誰かに話したことなんて
一度もなかった…。
だから
実瑚のメールを本気にしたりなんてしなかった…。
どうせデタラメだろう
単なる脅しだと
そう思ってたから
実瑚のメールを無視したりできた。
このときには忘れていた
実瑚の家が
金持ちだということを…
私は実瑚の存在を
軽く見ていた。
話さなければ
目を合わさなければ
近寄らなければ
関わりを持たなければ
実瑚とはすべて
“無”
の関係になり
すべてを
“白紙”
に戻せるだろうと…。
そう思っていた。
甘かった…。
私の考え方は甘かった…。


