確かに
松山の言うことは分かるし
今まで
俺がしてきた行動を
知ってるんだから
疑われるのも仕方ない…
現に前
松山の前で女の子の
ほっぺたにキスしたし…
だけど今は違うんだ
『前は前だ!!今は全然女とつるんだりしてねぇし!!』
信じて欲しくてつい
ムキになって言う俺…
「それに…私まだ彼氏とか欲しくないし?」
『なんでだよ?』
「私はいなくても困らないし?居たらいたでうるさいでしょ?束縛されたくないし?」
『俺は…束縛なんてしねぇよ…』
そうは言っても実際は
束縛しない自信なんて
持てない俺…
「どうだか?」
疑いの眼差しで俺を
見つめて言う松山…
確かに束縛しないって
自信はないけど
ずっと疑うことしかしない松山に
すごく悲しい気持ちになって
『なんで信じてくれねぇの?』
弱々しくそう言った…


