「理由言わなきゃいけない?」

そう聞いてくる松山に

『…いけないってゆうか…知りたい…』

そう正直に答えた…

聞きたいような

聞きたくないような

複雑な気持ちだ…

「アナタ今日はやけに素直じゃない?どうしたの?」

不思議そうに聞く松山…

『認めたから…俺が松山のこと好きだって…だから…もうごまかす必要なんてない…』

俺の本当の気持ち…

もう何もかも

ごまかす必要なんて

ないんだ…

俺は松山を好きだって

認めたんだから…

認めてしまった今

意地なんて

張らなくて良いんだ…

「そう…じゃあ正直に言うわよ?アナタのお望み通り…」

そう言った松山に

俺は黙って頷いた…