松山の後ろ姿を見た途端 俺の足は自然と 松山を追いかけていた… だけど 追いかけてる途中 松山に鞄を 預けられてたことを 思い出して 俺が見張りしてた場所に 置いてたから 慌てて取りに行った… 俺の鞄と松山の鞄 2つの鞄が まるで 寄り添うかのように 隣同士にくっついてて 俺はなんだか 妙に嬉しくなり 自分でも分かるくらいに 顔がニヤついた…