「怒られちゃったね」
しょんぼりとうなだれるわたしに、
「でも、まあいいじゃん。来年は普通科行くんだろ?」
と、由井くんが言う。
「でも由井くん、本当にいいの? その……やっぱり金の夫婦の卵を目指したいとは思わない? わ、わたしは元々目指すつもりなかったから、全然いいんだけどね? でも、もし由井くんが目指したいっていうなら、わたし、全力で頑張るつもりだからっ」
「だから、俺も最初から一攫千金狙いじゃねえんだって。それに、俺のここに来た目的は達成できたみたいだから、これからは誰かと競い合うんじゃなく、ちゃんと普通の恋愛がしたいって思ってるんだけど?」
由井くんにまっすぐに見つめられ、思わず目が泳いでしまう。
普通の恋愛、か。
わたしにとっては、ハードルの高い言葉だなぁ。
だけど……。
「うん。わたしも、由井くんと普通の恋愛がしたい」
わたしも由井くんの瞳をまっすぐ見つめて返したら、由井くんがうれしそうに笑ってくれた。
「まあでも、結局希子も、スタートはちがったけど、俺と同じ目的でここに来たってことだよな? 本気の恋を探してたっていう点では」
「えぇっ、ちょっとちがわない!? でも……うん。やっぱり、そうだったのかもしれない」
そう言いながら、わたしはちらっと由井くんの顔を覗き見た。
しょんぼりとうなだれるわたしに、
「でも、まあいいじゃん。来年は普通科行くんだろ?」
と、由井くんが言う。
「でも由井くん、本当にいいの? その……やっぱり金の夫婦の卵を目指したいとは思わない? わ、わたしは元々目指すつもりなかったから、全然いいんだけどね? でも、もし由井くんが目指したいっていうなら、わたし、全力で頑張るつもりだからっ」
「だから、俺も最初から一攫千金狙いじゃねえんだって。それに、俺のここに来た目的は達成できたみたいだから、これからは誰かと競い合うんじゃなく、ちゃんと普通の恋愛がしたいって思ってるんだけど?」
由井くんにまっすぐに見つめられ、思わず目が泳いでしまう。
普通の恋愛、か。
わたしにとっては、ハードルの高い言葉だなぁ。
だけど……。
「うん。わたしも、由井くんと普通の恋愛がしたい」
わたしも由井くんの瞳をまっすぐ見つめて返したら、由井くんがうれしそうに笑ってくれた。
「まあでも、結局希子も、スタートはちがったけど、俺と同じ目的でここに来たってことだよな? 本気の恋を探してたっていう点では」
「えぇっ、ちょっとちがわない!? でも……うん。やっぱり、そうだったのかもしれない」
そう言いながら、わたしはちらっと由井くんの顔を覗き見た。



