同居人は赤髪のヤンキーくん!?

「ひょっとして、そのためにこの学校に来たとか?」
「へ!? そそそそんなわけないでしょ!?」
 ぶんぶん首を横に振って否定するわたしを見て、由井くんがもう一度小さくため息を吐く。

 絶対疑われてる。

「ちがうってば。わたしがここに来たのは、由井くんと一緒で一攫千金を目指してるからだって言ったでしょ?」
 ウソを重ねるたびに、なんだか胸がズキズキする。
「あっそ」
 短くそう言うと、由井くんは勉強に戻ってしまった。
「さっさと予習終わらせて寝ようぜ」

 結局教えてくれないんだ……。

 今日の風船割りゲームのときの悲しげな声といい、元カノとのことは、あんまりいい思い出じゃないのかな。

 ……え、そんなの余計に気になるんですけど?

 だけど、さすがにこれ以上しつこくしたらキレられそうだし……。
 悶々としつつも、予習をやってる風を装うしかなくて――。