「君たち、何をしている」

 「カイル殿下…」

 「…君は…今朝の…」

 やっぱり、カイル・スターシア…皇太子殿下で、新入生トップの魔法と勉学、剣術をもつ。そして、ミシェルと結ばれる。

 「…今朝は、挨拶もせずに申し訳ありませんでした。リーシア・ファーミルと申します」

 私は、一歩近づき。礼をする。

 「僕は、カイル・スターシア、よろしく」

 カイルは、私に近づき

 「今朝のことは、黙っといてね」

 と、耳打ちしてきた…