「お初にお目にかかります。神さま、リーシア・ファーミルといいます」

 私は、片膝をつき、礼をする。

 「そんな、かしこまらなくてもいいんだよ。私は…君の村を助けられなかった。すまなかった」

 神さまはそう言い、頭を下げている。あぁ、かあさまは、いないんだ…

 「…神さまが謝る必要なんて、ない…です」

 そう言いながらも、涙が止まらない

 すると、神さまは、私を抱き寄せて

 「私が、君の親代わりになってもいいか?」

 親代わり?神さまが…