「ほんとうに両国の方が通っているのね」

 「リーシアさんは、どちらですか?」

 「私は…どちらでも、ないかな…ミシェルさんはどちらなのですか?」

 ミシェルは驚いた顔をしたものの、深くは聞いてこなかった。

 「私は、王国になります」

 やっぱり、王国のほうか…

 「では、私はこれで、また、会いましょうね」

 そういい、ミシェルは去っていった。

 やっぱり、主人公だ。気さくで優しいなぁ…