「あ、そーいえば一葉ちゃん、凪乃は？」

凪乃は、原岡 凪乃（はらおか なぎの）彼女も同じクラスである。

私たちは5人グループで、あと一人
武田 綾寧（たげだ あやね）がいる。

「あー多分綾寧と凪乃は遅刻〜」

と、美佳が言った。

「また遅刻〜？笑」

「どーせ朝方まで2人とも彼氏とイチャイチャしてるんでしょ笑」

と、呆れたように一葉が言った。

ーキーンコーンカーンコーンー

バタバタ、バンッ！
「「セーーーフ！」」

チャイムと同時に綾寧と凪乃がいきよいよく教室に入ってきた。

「いや、アウトだわ笑」

「どーせまた、彼氏とラブラブしてたんでしょ笑」

一葉と美佳が笑いながら言った。

「だって〜」

凪乃がくねくねとしながら言い訳していると、

ふと、グラウンドを見た時、勘夜君の姿が見えた。

あ！勘夜君だ！今日は外なんだぁ〜ラッキー！

そんなことを思ってにやにやしていると、

「華凛？何見てるの？」

と、一葉にのぞき込まれた。

「へぇ？」

やばい、変な声が出てしまった。

「はぁはぁーん、さては華凛好きな男が体育なのでは？」

とニヤリとしながら凪乃がみてくる。

やばい、、ばれる、、好きな人の体育の時間は危険だぁぁぁ！

「そ、そんなこと、ないよ！」

何やってんだ私！こんなテンパったらバレちゃうよ〜

「なーんだ笑1組か笑」

と綾寧が言った。

「え？」

どーゆう事？綾寧知ってたの？