「俺の名前呼んで」


ハ?コイツナニイッテルノ?


ナマエ?


「瞬夜って! 」


「なんで?呼ぶ意味無い」


「じゃー離さないっ!」


そう言ってさっきより握りしめてた力を強くしてきた


「ちょ……」


早く言えって言ってるかのように力を入れてくる


「ゔぅ…」


そろそろ腕が痛い…力強すぎてやばい


「し…瞬夜…」


「やっと言ってくれた」照れくさそうに笑いながら手の力を緩めた


が、油断してた


そのまま抱きつかれた


「ふぁっ…?!」

何が起こった???何故僕は……

「は…はな…離して…」

瞬夜は驚いてた

「ご、ごめん。泣かせるつもりは」

僕が泣いてる?そんなこと…

両手が震えてる僕 あぁ怖いんだ…

「ご…ご…めん…な…さ……い… 」

この言葉を最後に気を失った