もしかして夢が叶いかけている?

みなみは星輝の事が出会った時から好きで、告白したいと常に思い続けている。

ただ機会がなくて、月日が流れていった。

"今がチャンスかも"

廊下に出たみなみは星輝の顔を見て話しかけた。

「きっとみんなが遊んでこいって言ってるんだよ」

「へぇ?!そう?」

ずいぶん前向きな事を言うなと窓を開けて外の空気を吸う。

「まぁ、気が変われば家に帰られるんだから、ちょっと冒険してみよっか」

「うん!!」

二人は意気揚々と冒険に対しての希望を言った。

「何も持ってないけど、現地調達とかでいいか」

「私はポーチ持ってる」

と、制服からポーチを取り出して中身を開く。中に入ってるのは鏡と絆創膏とペンとハンカチとチョコレートバーが入っている。

「これがあれば何かの役に立つかもしれない。使おう」

そう決意して、みなみと星輝は次に訪れる冒険に足を踏み入れた。