二人は保健室を出て、今までの記憶を読み返す。

「色々あったね、人体模型と戦ったり、模擬の結婚式挙げたり」

「何か夢みたいな話だな」

「教室に戻ったらクラスのみんないるかな」

「いなかったら、みんなが来るまで待ってようか」

「そうしよ」

廊下を通り越して、目覚めた教室まで歩き出す。元の教室に戻ってないか、明るい希望を持ちながら。
楽しい時間が来ると待ち望んでーーー。