「何だこれは…か、身体が言う事を聞かない。これが愛の力か!?ぎゃあああ」

声が図書室中を駆け巡って、人体模型が爆発した。

「わぁああっ」

「キャアアアァッ」

模型がバラバラに崩れてレゴブロックのように床に散らばった。

「はぁ…はぁ…」

「やった!!人体模型をやっつけたぞ」

消えた人体模型模型から離れて、みなみと星輝は手を取り合った。婚姻届を持って二人は人体模型模型に勝った喜びを分かち合った。だが、その時爆発した後の擦り傷が星輝についていて、みなみは声を上げた。

「大丈夫?!痛くない?傷の手当てしようよ、保健室で」

「うん、そうだね」

みなみは気遣って星輝の手を持つ。二人は図書室を後にして、保健室に向かった。