そして次の週は ちあきからの呼び出しはなく 辰田と竜也も肩をすかされたかのようで


辰田(残念だなぁ、絶対アッシー生活がはじまるのかと思ったのになぁ(笑)

竜也(確かに!(笑)

(でも まだわからんぞ!これからかもしれんし!ハハハハハ!)


明日和(おまえら ホント 感じ悪いよな!)

(オレに若い彼女ができるのを癪だといい、アッシーになるのを 楽しそうに予想してたり、 ホントに友達なのか?(笑)


辰田(なに言っとるだぁ! 俺達は ちゃんと君の行く末を 楽しみにしてるじゃないかぁ(笑)

竜也(ギャハハハハハハ!!)


明日和(まったく、いや〜〜〜〜な友達だ(笑)


みんな(ギャハハハハハハハ!!)


ピコン. . .⭐︎


明日和(!!)

辰田、竜也(・・・・・)ニヤニヤ。。

明日和(・・・・・・・。)


辰田(どうした?きたか?(笑)
竜也、ニヤ、ニヤ、ニヤ、ニヤ。


明日和(んん、、、[君、なにしてるの?]だって。)

プルルルル. . プルルルル. . ♪

明日和(あ!?コールに変わった!!)

辰田(おーー!!(笑)



明日和(もしもし?)

ちあき[ゴメン!今、大丈夫?]


明日和(大丈夫だけど?)


ちあき[そう。あのね!突然だけど次の月曜日って 君、空いてる?また できれば迎えに来て欲しいんだけど(汗)

[とにかく 桜田マネージャーの感じがどんどん悪くなってきてて 車中で一緒にいる辛さが段々とMAXになってきてて よりによって 新しい女の子の事を 桜田マネージャーは 気に入りだしてるんだよ(汗)

[それで わたしを送迎することに厄介そうな態度とるの⤵︎(汗)

[だから君が来てくれると 凄く助かるんだけど・・・ダメかなぁ⤵︎(汗)



明日和(そっかぁ、、、、)



(じゃあ、、、、、行こうか?)

ちあき[やった〜⭐︎あすくぅぅん♡⭐︎ ]
[ホント頼りになるぅ⭐︎⭐︎]

[じゃあ 次の月曜もまた いつもの場所でねネ♡]



明日和(うん、じゃあ、、いつもの場所で。)



辰田、竜也(ギャハハハハハ!!)




と、いうことで こうして ちあきを月曜日の夜に迎えに行き食事をしたりゲーセン行ったり かるくドライブしたりという ちょっとした真夜中のお遊びが始まった。


とはいえ アッシー感が意識の中で消せない訳で 迎えに行ったある日、中華料理店で(自分には実は気になる人がいて もう会えない)という嘘をついた。



ちあき(そう、、、 。 )


(君みたいな人が好きな人いるのも普通だよね)


(なんとなくは そうかな?とも感じてはいたけどね)


(そっかぁ。。。 じゃあ わたしは また桜田マネージャーと地獄の月、火曜を共にするのかぁ、、、(汗)


明日和(・・・・・・)



ちあき(実はね 、、、わたしも君に助けてもらっていながらも、 隠し事しててね)


明日和(え!?)
((なんだろう??確かに不思議なとこあったけど!))


ちあき(わたし、、、実は子供いるの。)

明日和(ええ!!子供!?)


ちあき(うん、、、 もうすぐ一歳半になる子なんだけどね。)

明日和(そんな小さい子!!)

ちあき(そりゃあ まだ小さいよ(苦笑)

(わたしだってまだ21になったばかりだし、)


明日和(そっかぁ、、、 だからCDのことで電話した時も 旦那さんいるから ちょっと迷惑そうだったんだ(汗)


ちあき(それは違うよ。わたしは子供いるけど旦那はいない。)

(あの時は ただ夜中に帰って おかんに寝つかせてもらった子供が 目を覚ますと大変だから 静かにしてたかっただけ。)


明日和(旦那さんいないって?、、(汗)


ちあき(旦那になる人は 子供できたけど籍も入れてくれなくてね、その人の両親も わたし達のことを認めてくれなくてさ、子供産まれて一ヶ月だけ一緒に住まさせてくれたけど 旦那になる人も19で若かく稼ぎも無いから 私達二人の存在が近所に恥ずかしいからって家から出してもらえなかったの)

(わたしと子供は監禁生活だったの)

(だから わたし、辛くて辛くて(涙)


(あまりにも辛いから 友達にお願いして 夜中にその家を 子供連れて逃げ出したの)

(そして、 一人暮らししている おかんのアパートに住まさせてもらってるの(汗)

(でもね、おかんのところでも正直 邪魔者扱いなんだよね)

(そりゃそうだよね(汗) おかんだって離婚して狭いアパート暮らしでさ、彼氏もいて その人と仲良くしてる身なのに わたしと子供、それもまだ赤ちゃんが流れこんで来てさ(汗)

(それで おかんもお酒飲むの好きでね、わたしが仕事から帰るくらいに酔って起きてると 毎回毎回、いつアパートから出てくんだ! 新しい人見つけろ!わたしだって彼とここでゆっくりしたいんだ!とかさ ぐちぐちぐちぐち言われてさ(汗)

(だから 少しでも おかんが寝ていそうな時間に帰りたかったから 君に月、火曜のせめて二日間だけでも 付き合ってもらえると 嬉しかったんだ(涙)

(新しい女の子のおかげで 桜田マネージャーまで感じ悪くなったしね)


(週末は お店で仲良くしてるエリカちゃんが だいたい 付き合ってくれたから 良かったんだけどね、、、)

(ちょっとの間だったけど わたしのわがままに付き合ってくれて ありがとう(汗)

(ゴメンね(涙)


明日和(そうだったんだ⤵︎(汗)




(少しでも 役にたてて良かったよ、、、)




(でも もっと早く教えてくれればよかったのに・・・)ボソボソ. . .



ちあき(早く教えてたら わたしの相手してくれないと思ったし、、、)


明日和(オレってそんなふうに見えるの?)


ちあき(普通は だいたい そう、、、)



その日 ちあきを いつもの駐車場まで送ったあと 明日和の胸は切ない気持ちでいっぱいになった。

車中では ちあきと出逢ってから何回も聴いた ちあきの大好きなhideの曲が当然流れていた。



君は 50% & 50%♪
野生の瞳 ハートの宝石(ジュエル)♪
ふたつの輝きが 君の世界を歪ませてる♪
50% & 50%♪
謎めく君が 胸の天使を♪
眠らせてる隙に 炎をまぜたキスをしよう♪
壊れた君を溶かす 真夜中の吐息♪
だから Kiss me... Feel me...Give me!♪

...君の孤独を 薔薇に変えて♪
...毎朝 水をあげよう♪
...悲しい日は そのトゲで痛みを伝えてくれ♪

君は 50% & 50%♪
胸の天使が 泣いてる君を♪
抱きしめているうちに 光に満ちたキスをしよう♪

壊れた君を溶かす 真夜中の吐息♪
だから Kiss me!♪




運転をしながら無性に涙があふれていた。




車中で聴いた ちあきのCD
「hideのアルバムHIDE YOUR FACEのTELL MEより引用
作詞 : hide」

「hideのアルバムHIDE YOUR FACEの50%50より引用
作詞 : 森雪之丞」