「お嬢さんを俺にください!」


友達と分かれて陽介の車に乗った



「学校は慣れてきた?」



「うん」



「あまり無理しないで…」



「うん」



陽介の香水の匂いが苦手



車の窓から
ユーヤの制服と同じ制服を着てる人を見つけた


ユーヤの学校
この辺なのかな?


ユーヤの姿を探してしまう



「優里愛、友達と買い物してたの?」



優里愛

その声で戻される



私は婚約者がいるんだった



「うん
あ、陽介の誕生日プレゼント買ったの
香水なんだけど…
友達も彼に香水買ってたから…」



何を買っていいかわからなかったし

軽い香りの香水を選んだ



「え、それ今渡されるの?
しかも中身言っちゃうんだ
ハハハ…優里愛おもしろいね」



だってちゃんとした誕生日知らないし



「ごめんなさい
今度、ちゃんと渡すね」



出しかけた紙袋を引っ込めた



「当日、レストラン予約しとくね
いつものところ
そこでいいかな?」



「うん、陽介の誕生日なのに、ありがとう」



「少しずつ思い出せばいいよ」



「うん」



帰ったらお母さんに陽介の誕生日聞こう



ユーヤの誕生日は
いつだったんだろう?

そんなこと
もぉ関係ないのに気になる