「お嬢さんを俺にください!」


目覚めたら
いつも隣にあるはずの温もりはなくて



「レーニャ……レーニャ…レーニャ…?」







呼んでも返事はなくて

まだ帰る準備してんのかな?



「レーニャ!」



ベッドから身体を起こすと
いつも窓際に干してあったドレスがなかった



この部屋には違和感のあるドレス

もともとなかったのかもしれない



レーニャもホントはいなかったのかもしれない



カーテンが窓枠に合ってなくて入る外の光

隙間風が入る古いアパート

ふたりで寝るには狭すぎるシングルベッド



いつも隣にいたのに…



こんなところにいたわけない

あんな可愛い子が



長い夢をみてたのかな?