「お嬢さんを俺にください!」


ベッドに入ったらレーニャは寝てた



スー…スー…スー…



ホントに先に寝やがって



レーニャの頬を軽くつねった



可愛い♡



正直、最近限界だなって思う



あー…キスしたい

それは前から思ってる



寝てるレーニャに
何度キスしようとしたことか



目が覚めて
レーニャに抱きしめられてた朝は
変になりそうだった


レーニャはいつも
俺の気持ちなんか無視して
無意識にそーゆーことする


俺がどんなに我慢してるか
レーニャはわからないだろ


レーニャが笑うだけで
気持ちがあがって


手を繋ぐだけでも
ドキドキして


いつも寝る時は
心を無にして寝てるっていうのに!



ほら、今日も
寝顔可愛いし…


肌スベスベしてそうだな…とか

意外と胸大きそうかな…とか

キスする時どんな顔するのかな…とか


年頃の男子は考えてしまうわけなのに



俺の気持ち知らないで
無防備に寝やがって!



最初は年上の女性だと思ったけど
最近は妹みたいに可愛くて

でも妹でもいとこでもなくて

俺はレーニャを
好きになっていい立場の人間なのに
(血縁上は)



言えねー

『好きだ』

そのひとことが



スー…スー…スー…



「レーニャ…好きだ」



いつもレーニャが寝てる時しか言えない
ダメな男



寝てるレーニャをそっと抱きしめた


この前の仕返し



いい匂い

優しい温もり



壊れそうで優しく包んだ



レーニャ…

ずっとここにいてよ



そんなわけにはいかないことは
わかってる



不安になって
レーニャをギュッと抱きしめた