走ってアパートに帰った
まだ部屋に灯りがついてた
「ただいま!」
「ユーヤ、おかえりなさい
早かったね」
「うん
ちょっと早めにあがらせてもらった
あ、コレお客さんからもらったんだけど
食べる?
クッキーだって
レーニャ甘いの好きだよね」
「甘いの好きだけど…」
「食べないの?
もぉ寝るところだった?」
「好きだけど、ユーヤがもらったんでしょ」
「そーだけど…
別に俺がもらったんだからいいじゃん
誰と食べようと」
「女の子でしょ?」
「うん、そーだけど…」
「コレ、手作りじゃない?
すごくいい匂いする!」
「なんか、お店やってるんだって」
「どんな子?可愛かった?」
レーニャ、ちょっと鬱陶しい
「別にそんなの関係ないじゃん
食べたくないなら
俺が食べるからいいよ!」
「好きって言われた?」
レーニャ、ウザい
「言われてねーよ」
「言われてたら、付き合ってた?」
前の俺なら付き合ってたかも
図星で何も言えない
「…」
「ユーヤ、怒った?」
「別に怒ってないけど
レーニャがしつこいから…」
今の俺は
なんで付き合わないんだ?
「ユーヤにクッキー渡した人の気持ち
ユーヤわかんないでしょ
…
ユーヤは女の子の気持ち
わからなすぎだよ
…
私、寝るね
おやすみ」
は…?
なんでレーニャに怒られなきゃなんだよ



