「お嬢さんを俺にください!」


「ただいま…」



静かにアパートのドアを開けた



レーニャ寝たよな

先に寝ててって言ったの俺だし



レーニャがベッドにいることだけ確認して
シャワーを浴びた



シャワーを浴びて
空腹でベッドに入った



レーニャがいて安心する



最近はそれが当たり前で

これがずっと続くことはないって
わかってるけど


いつまでここにいてくれるのか
どーしたらずっといてくれるのか

怖くて聞けない



スー…スー…スー…



レーニャの寝息

レーニャの体温

レーニャの匂い

レーニャの寝顔



全部好き

可愛い♡



レーニャ眉間にシワ寄ってる

また怖い夢みてる?



レーニャの手をそっと繋いだ


ユーヤの手、優しくて好き


俺もレーニャの手、好きだよ



そーいえばレーニャの手首のアザは
いつの間にか消えてた


レーニャにアザを付けた手は
誰の手なんだろう



スー…スー…スー…



こんなに可愛いのに
なんでそんなこと



レーニャ…好き…



そう伝えたらレーニャは
俺と付き合ってくれるの?


レーニャが俺を好きになる事はないかもしれない

俺からレーニャに気持ち伝えたら
レーニャはどーする?


自分の気持ち伝えなきゃ
もったいないってレーニャ言ったよね

自分の意志はないの?って
レーニャ言ったよね



じゃあレーニャ

俺の気持ち受け入れてよ



スー…スー…スー…



「レーニャ…好きだよ」



声に出してみた



寝てるレーニャに言うなんて
俺って意気地ないな


告白するってスゲー勇気いるんだ

女子に告白させてた俺って
ホント、ダサいわ



レーニャの手を繋ぐ手が汗ばんだ



レーニャ…手だけじゃ…ヤダな…


レーニャ…抱きしめたいくらい、好き



スー…スー…スー…



穏やかなレーニャの寝息と対象的に
心臓がバクバクいった



レーニャを抱きしめようとしたけど
できなくて

伸ばした手を引っ込めた



レーニャにアザを付けた誰かと
同じことをしてる気がしたから