「お嬢さんを俺にください!」


「レーニャお腹空いた?」



「ん…んー…空いたかも」



なんだ腹減ってただけか



「カップラーメン買ってきた
食べる?」



「うん」



「どの味にする?
この吟醸味噌もうまかったし
豚骨辣油も最近ハマってる」



「すごいねー!いろんな味があるんだね」



ホントに食べたことないんだ



「ねー、そこにあるギターは誰が弾くの?」



「俺だけど…」



「ユーヤすごいね!
もしかして、ミュージシャンなの?」



「そんなんじゃ…
冬休みバイトで
バーでちょっと弾かせてもらっただけ」



「バー?
私も行ってみたいな」



「来なくていいよ」



「じゃあ、聴かせて
あとで弾いてよ!」



「アパートは音が漏れるから…」



「そっか…そーなんだ…」



レーニャが凄く残念そうにした


そんなに聴きたかった?
俺のギター



「あ、俺
今日はガソリンスタンドでバイトなんだ
夕方ちょっと出るけど…」



「ユーヤ、忙しんだね」



生きてくには金がいるからね