「お嬢さんを俺にください!」


「ゆうちゃん、おはよう
今日から学校かい?」



門のところでゴミ出ししてる大家さんに会った



自称38歳だけど
腰が曲がったおばあちゃん



「おはよう
んー…明日、から…」



嘘をついた



「やー、降ったね
寒くて嫌ね…
若い人は寒くないか…」



大家さんが俺の足元を見て言った



サンダルで靴下履いてなかった

若くても寒い



「大家さんだって若いじゃん!
今日も肌艶いいよ」



「あら♡
イケメンが言うんだから間違えないわ」



レーニャが昨日いた門の前

アスファルトは雪で白くなってた



ここに
いたよね?



「また野菜置いておくから
好きに使ってね」



「ありがとう」



大家さんはいつも畑でとれた野菜を
ダンボールに詰めて置いておいてくれる

このアパートの人は自由に使っていい

俺は料理できないから
夏にトマト食べたくらいだけど



「ちょっとコンビニ行ってくる」



「ハイハイ
気をつけてね」