「お嬢さんを俺にください!」


ドーン…



「あ!はじまった!」



「町内の小さい花火大会だから
すぐ終わるらしいけど…」



「夏が終わるね…」



レーニャが寂しそうに言った



「あー…夏休みも今日で終わる
学校行きたくねー」



「ホントだ
明日から学校だね」



ドーン…ドーン…ドーン…



レーニャと同じ学校だったらな…

学校行くの楽しみだろうな



夏休みが終わったら
レーニャはまた来なくなるのか



「熱いね
でも美味しい
フー…フー…フー…」



カップラーメンを食べるレーニャの額に
汗が光った


カワイイし…

好きだ



「ん?」



「す…す、西瓜もまだあるよ」



「うん、そーだね
大家さん、サツマイモ植えてたから
秋は焼き芋するかな?」



「あー、去年してたわ」



「楽しみ♪」



レーニャ
秋もここに来てくれるの?



独り暮らし始めて1年が経った

去年の夏休みはレーニャいなかった



ドーン…ドーン…



来年のこの花火
俺は見てるかな?