「お嬢さんを俺にください!」


「ユーヤ!」



バイトから帰ったら
アパートのドアの前にレーニャがいた


なんか照れる



「久しぶり…」



嬉しいのに
テンション低い言い方をしてしまう



「コレ、買ってきたから一緒に食べよ!」



手にコンビニの袋を持ってた



「カップラーメン?」



「うん!
ユーヤの好きなヤツ買ったよ」



「最近また限定の味が出てて
レーニャもそれ好きかな…って思ったんだ」



「コレ?コレも買ったよ!
ユーヤにもちょっとあげるね」



レーニャはいつもみたいにアパートに入って
慣れた様子でお湯を沸かした



「レーニャ、ずっと来なかったけど
なんかあった?」



「なんか…?」



「俺、嫌われたかな…とか…
いろいろ考えてさ…
夏休みだし、旅行とか行ってた?
それならいんだけど…」



「バイトしてた」



「え…?誰が?」



「私!」



「なんで…?
レーニャ、別に金なんか必要ねーだろ」



「コンビニで働いてみたかったの」



「コンビニでバイトしてたの?」



「うん!
楽しいよ」



レーニャは俺みたいに
金が必要だからバイトする感覚ではなくて

コンビニごっこみたいな感じなのか?



「へー…今度俺も行こうかな」



「いらっしゃいませ
ポイントカードはお持ちですか?
ハハハハ…」