「お嬢さんを俺にください!」


朝から暑くて蝉が鳴いてた


軽く汗ばんだ首元をシャツで扇いだ



「レーニャ…」



返事はなかった



ベッドの上にレーニャの姿はなかった



目が覚めたら
いなくなってた



昨日ふたりで話した事も
夢だったかもしれない



レーニャがいなくなった
冬の日を思い出す



でも俺とレーニャは
あの冬とは違う



レーニャが俺に会いたいと思うなら
また来てくれるよね?



連絡先がわからなくても
どこかで繋がってる気がする