「レーニャ
汗かいたから、シャワーする?」
「うん…」
「レーニャ、先どーぞ…」
「うん…」
俺の腕から熱が逃げた
別に変な意味で言ってない
こんな事が言いたかったわけじゃない
先の言葉がみつからなくて
考えもまとまらなくて
考えてもきっと答えは決まってる
勢いで好きとか言って
レーニャも流されて言っただけかもしれない
後悔しながら
俺と抱き合ってたかもしれない
レーニャもホッとしたかもしれない
フー…
いつも喧嘩してても
隣のカップルが羨ましかった
普通に恋愛できてる
俺だって
今まで普通に恋愛してたはずなのに…
レーニャに婚約者がいるから
レーニャがお嬢様だから
レーニャのせいにしてるけど
俺の気持ちって
その程度なのか?
床に転がりながら
ひとりで考えた



