レーニャの手を掴んで
部屋に入った
レーニャはヤダって言ったけど
俺の手について来た
「ユーヤ…?」
暗くなった部屋
床にレーニャを押し倒してた
俺の腕の中にレーニャがいる
ドクン…ドクン…ドクン…
心臓がおかしくなりそう
ダメだ
俺は間違ったことをしてる
「ごめん…
なんか俺…暑くて…変かも…」
レーニャから離れようとしたら
レーニャの手が俺の顔を優しく撫でた
ドクン…
息が止まる
逃げないの?
レーニャ
レーニャの顔が外の光で青白く照らされる
綺麗だよ、レーニャ
ドクン…
ダメだ
レーニャにゆっくり俺を堕とす
「レーニャ…ごめん…」
「なにが…?」
フローリングに
レーニャと俺の影が重なる
ドクン…
「俺…レーニャが…好き…」
暑くて自分がコントロールできない
考えてること、言ってること、
動作が矛盾してる
謝りながら
腕の中にいるレーニャを離せない
「なんで…?
なんで…ごめん、なの?」
レーニャの瞳が俺を見てる
「ごめん…好きになって…」
レーニャは好きになったら
ダメな人
それはわかる
だから…ごめん
レーニャ、逃げろよ
前にキスしようとした時は
躱したじゃん
暑くて
気持ちが溢れる
謝りながらも
このままレーニャをどうにかしたいと思ってる
自分がいる
無理なのはわかってるけど
レーニャを奪えるなら奪いたい
「ユーヤ…」
「ん…?」
「ごめん…」
うん、わかってる
ダメなことしてるって
無駄なことしてるって
レーニャを幸せにできないって
わかってる
「うん…」
力なく情けない声が出た
「ユーヤ、ごめん…
…
私も…私も、好きだよ
…
ユーヤが好き…
…
ごめん…ユーヤが、好きだよ」
ユーヤが
好きだよ
「…え…?」
予期しない言葉が
脳内で繰り返される
「ダメなのわかってるけど
ユーヤに会いたい
…
ユーヤのことばっかり考えてる
…
ここからいなくなる時
全部忘れるつもりだったのにな…
…
ごめん…
忘れられなかった
…
ユーヤのこと
どんどん好きになる」
マジ?
ヤバい、心臓おかしい
頭も身体もおかしくなる
「レーニャ…
自分の言ってること、わかってる?」
信じられなくて確認した
冷静でいられない
「うん…
ユーヤが、好き…」
溢れる気持ちが重なる
腕の中のレーニャを思いきり抱きしめた
「俺も好き…
レーニャが、好きだよ」



